PANEL
DISCUSSION

2016.3.24THU. 14:30~17:05

日本で理工系グローバル・プロフェッショナルは育つのか

開催報告

 ジャーナリストの池上彰さんほか、3つの企業の経営幹部をパネリストとして迎え、3月24日(木)、府中の森芸術劇場ふるさとホールにて開催しました。本パネルディスカッションは、グローバル・コミュニティに貢献し、日本のプレゼンスを高めるグローバル・プロフェッショナル育成を目指した東京農工大学の取り組みの一環である「グローバル・アカデミー」の最終報告会です。3月とは思えない寒さの中、学生・教育関係者・企業・地域の方々など、約250名が来場されました。
 最初に「グローバル・アカデミー」参加学生44名を代表する5名の学生が、半年間のプログラムから得た学び、気付き、そして「理工系グローバル・プロフェッショナル」育成の方策を提案しました。流暢な英語を話すことではなく内容と伝え方を考える思考力こそがグローバル・コミュニケーションの本質であること、自己の専門分野を追求すると共に日本人として、一人の人間としての確固たる軸を築くことが大切であること、科学技術が人間生活に及ぼす影響についての責任を自覚すること、など、グローバル・プロフェッショナルの本質を明らかにし、その育成方法として「科学技術と社会」をテーマにした学生サミットの開催を提案しました。
 次に、「グローバル・アカデミー」参加企業3社を代表して、清水建設株式会社の栗田弘幸さんが発表をされました。「グローバル・アカデミー」は大学と企業が共に創る新たな「産学協創プログラム」です。企業3社の方々は毎回の授業に参加し、学生のグループワークのアドバイザーとして新規事業案策定のプロセスに立会いました。その経験から得た気付き、企業側から見た「グローバル・アカデミー」の成果についてお話されました。技術的な実現可能性としては未知の部分が多いけれど、アイディアの新規性・独自性は高く、将来への期待は大きいとの評価を頂きました。
 後半のパネルディスカッションでは、グローバル・プロフェッショナルに必要な素養・ご自身の経験について、IT、農業、建設・大学と、専門領域の異なる4名のパネリストが、それぞれ独自の視点を披露されました。池上彰さんはジャーナリストとしての豊富な経験と知識から、それらを包括し発展させる視座を提示され、1時間という時間を感じさせない濃密かつ多彩な議論となりました。

参加者の声

  • ・実際に世界で活躍している方々の実体験を交えた説得力のある有意義なお話を聞けて、これからの自分が大学で勉強していくにあたり、貴重な体験になりました。(10代、高校生)
  • ・「グローバル・プロフェッショナルは目的ではなく結果だ」という学生の主張が一番心に残りました。(20~30代、社会人)
  • ・企業人もまじえてのパネルディスカッションだったので、多岐にわたるコメントで充実感がありました。ありがとうございました。(60代)
  • ・グローバル化の概念が漠然としていましたが、今回のパネルディスカッションで自分が何をすべきなのか、何をめざすべきなのか、という問いに近づいた気がします。(20代、農工大生)

PROGRAM

プログラム

14:30 開会の挨拶 理事(教育担当)・副学長 國見 裕久(大学教育センター長)
14:35 趣旨説明 大学教育センター 准教授 岩田 陽子
14:45 「グローバル・アカデミー」成果報告 参加学生
15:05 「企業と大学、新たな連携の形」 : 参加企業ご担当者様
15:20 休憩
15:30 パネルディスカッション (17:05終了)

パネリスト

池上 彰 氏 池上 彰 氏
  • 池上  彰 (ジャーナリスト、国立大学法人東京工業大学 教授)
  • 千葉 一裕 (国立大学法人東京農工大学 副学長)
  • 栗田 弘幸 (清水建設株式会社 執行役員 自然共生事業推進室長)
  • 福永 庸明 (イオンアグリ創造株式会社 代表取締役社長)
  • 富永由加里 (株式会社日立ソリューションズ 常務執行役員)

モデレータ

  • 岩田 陽子 (国立大学法人東京農工大学 大学教育センター 准教授)

「グローバル・アカデミー」参加学生代表

  • 桜井 柚里穂 (農学部獣医学科5年)
  • 長谷川 大地 (工学部機械システム工学科3年)
  • 藤本 慶 (工学部機械システム工学科3年)
  • 松本 大亮 (工学府生命工学専攻 修士2年)
  • 山本 航介 (生物システム応用科学府 修士1年)

開催趣旨

 グローバル化が進行する今、国際社会における日本のプレゼンスを高めるうえで、理工系グローバル・プロフェッショナル(科学または科学技術を専門にし、国際社会の中でリーダーシップを発揮し得る人材)をいかに育てていくかという点は、極めて重要な課題です。特に、「ガラパゴス化する日本」と問題提起されてから、大学および産業界を含む日本はどのような対策を採ってきたのでしょうか。
 今回、国立大学法人東京農工大学は、日本のプレゼンス向上に貢献し得る理工系グローバル・プロフェッショナル育成をめざし、学生のグローバル・コミュニケーション力と国際事業開発力の向上を図るため、下記3社とともに東京農工大学グローバル・アカデミーを立ち上げました。
  • イオンアグリ創造株式会社
  • 清水建設株式会社
  • 株式会社日立ソリューションズ
 本パネルディスカッションでは、その成果を報告するとともに、「日本で理工系グロール・プロフェッショナルは育つのか」という問題について、パネルディスカッションにて議論を展開します。

本イベントは終了しました

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