“自分自身、そして将来と向き合うきっかけに”

プロフィール写真
氏名:
長谷川 大地(はせがわ だいち)
進路:
修士課程への進学 (東京農工大学大学院 工学府 産業技術専攻)
所属:
工学部 機械システム工学科 4年 (GA参加当時:同3年)
研究内容:
物体表面の空気の流れを制御するDBDプラズマアクチュエータの開発
GA参加理由:
日常会話以上の英語力を身に付けたかったため

GAでの経験は進路選択や将来に対する考え方にどのような影響を与えましたか?

正直に言うと、大学院に進学することを決めた当初の理由は就職に有利だと考えたからです。しかし、GAを通じて、自分が将来本当にやりたいことは何かを強く意識するようになりました。特にGAではトランスサイエンスについて考える機会が多くあったため、必然的に技術開発の負の面も見つめることとなり、これは自分の将来と向き合うことにつながりました。その結果、自分が描いている進路は本当に私に合っているのかをしっかりと考え直すきっかけになりました。

進路以外にはどのような影響がありましたか?

多様な人々と交流することによって、それぞれの人の良さ・凄さを感じるとともに、自分に足りないものを知ることができました。特に参加メンバーは、同じ大学生でありながら見習う点が多く、非常に刺激を受けました。この経験は自分が成長していくためのモチベーションとなっています。

一方で、自分自身についても、人に指摘されて初めて“自分の良さ”に気づくことができました。例えば、GAの宿題で“自分の良い点”について考える課題が与えられた際、私はなかなか思いつきませんでした。そこで、思い切って母に相談したところ、“客観的なところ”と意外なほど即答されました。偶然にもその後、多くの人に同じことを言っていただき、私にとって新鮮な発見でした。

GAでの取り組みの中で印象に残っていることを教えてください

新規事業開発でまったくアイディアが出ず、なかなか前に進むことができずに苦労したことです。一週間考えてもアイディアが出なかったり、中途半端な状態でアイディアを提案して案の定よい反応が得られなかったりしました。スケジュール的に少しハードな時期もあったため、考えることを放棄したいと思うこともよくありました。しかし、「海外派遣選抜に残りたい」「ダメだった場合でも自分の次のステップにつなげたい」と、達成したい目標を設定し、とにかく最後までやりきることを意識しました。特に人数が限られていた海外派遣選抜では、まわりのメンバーも優秀な人ばかりだったぶん、少しでも差を縮めるためには、まずは最後までできることをしっかりやることが大切だと考えました。その一方で、あまり気負わず、失敗しても次に生かせばいいという考えも大切にするよう意識しました。

GAでの経験を今後どのように生かしたいですか?

GAでは、グループワークや企業の方へのプレゼンなど、普段の学生生活では経験できないことを多く経験しました。その分、失敗や反省すべきことも多くあります。例えば、初回の授業でグループに分かれて議論した際、周囲のメンバーはお互い初対面にもかかわらず、学部学年関係なくどんどん意見を出していました。一方、私はなかなか議論についていけず、自分に自信を失い、考えたこともほとんど発言せずに時間切れとなってしまいました。このとき、自身の力不足を感じるとともに、意見を出さなかった消極さに対して自分に失望しました。これをきっかけに、自分も変わらないといけないという危機感をずっともちながら参加するようになりました。このような経験から、反省すべき点を改善するとともに、さらなる向上には何ができるかを考え、挑戦し、また改善し続けることで自身の成長につなげていきたいと考えています。

今後の抱負を教えてください

GAで経験したことを無駄にしないよう、経験した失敗を一つひとつ改善し、新たなことに挑戦することを躊躇せず、日々精進してまいります。

GPP参加者へのメッセージをお願いします

忙しさや辛さから、途中投げ出したくなることがあると思います。しかし、私自身、幸運にも最後まで残れたことで、貴重な経験や気づきを得ることができました。みなさんも最後まで積極的に挑戦し続けてみてください。